今回はエピソード3を見た感想を、ストーリーに沿って。ネタバレ注意!
2017年の2人の婚約は、大きな批判を巻き起こすとともに、ある種の希望をもたらす。メーガンが王室の規範に戸惑うなか、彼女の家族がタブロイド紙の標的にされる。
ハリー&メーガン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
エピローグ3の出だしは、ヘンリー王子とメーガンの婚約インタビューの様子から。開口一番「周到に準備されたリアリティーショー。リハーサル済。」と言い切るメーガン。この言い方というか、表情がまたね・・・ヘンリー”王子”なんだから、リハーサルするのは当たり前なのでは?と思うし、リハーサルしてくれるスタッフの人たちはどんな気持ちでこの発言を聞いたのだろうか。
「お母さん(故ダイアナ元妃)はメーガンをどう思ったと思う?」というインタビュアーからの質問には「仲良くなったはず。間違いなく大喜びしてくれたと主。メーガンの親友になっただろう。」と答えるヘンリー王子と「ええ。」と自信満々に答えるメーガン。個人的には故ダイアナ元妃がいたら、今の状況を悲しむと思う。大切な息子の1人が、もう1人を公に避難しているなんて。兄弟喧嘩の枠を超えてしまってるもん。
「自分たちのことは語れなかった。そう望まれず、聞かれたこともない。」「ずっと一貫して。今までずっと。」という2人に「だから今回収録をね」と返すインタビュアー。
そしてメーガンが黒人プリンセスになることに関連して、イギリスの過去奴隷制度やイギリス王室とのかかわりについて著述家やジャーナリスト、元宮殿担当官が語るシーン。そういう歴史があるイギリスだからこそ、ヘンリー王子がメーガンと結婚することは意義深く、王室が現実においつくことになると。
婚約発表後の公務で2人を見ようとあつまるたくさんの報道陣と、人々。「民情視察の写真も動画も見たことない。」と言うメーガンと、「自分で見てきたことは話せるけど、スタイルのことは知らなかった。」と言うヘンリー王子。故エリザベス女王がメーガンのためにソフィア妃を教育係りにしようとしたけれど、2人は断ったという話もあるけれど・・・たくさんのスタッフがいるのにこの発言はおかしいと思う。聞いてないだけ、調べてないだけってことを自ら発表しているようなもの。この初公務自体は大成功で、見に来た人たちもメーガンを歓迎している模様。
続いてアーチウェルの人たちが出てきて、マスコミ対策等について話すシーン。タブロイド紙と王室は特別な関係にあって、一種の暗黙の契約があるらしい。王室は税金を使っているから、メディアはその代償に王室のメディア対応を期待する。メディアの読者への義務は、王室の私的な側面を明るみに出すこと。メディアはメーガンの友達やその親にまでインタビューを試みたり、写真を撮ってきたりしたそう。
※アーチウェル財団会長マンダナ・アヤニ(Mandana Dayani)さんは、ハリー&メーガンが公開される数日前に辞任。同じくアーチウェルの戦略顧問ティム・バート(Tim Burt)さんはまだ顧問なのかな?
取材に対し母ドリアさんは「品良く沈黙を保った」けど、父トーマスさんや異母姉妹サマンサさんが出てきた。年齢が離れているから親しくはなく誕生日すら知らない関係らしい。そしてサマンサさんの娘アシュレイさんがインタビューに登場。実際にはサマンサさんではなく、祖父母に育てられ、最終的には養子に出されたそう。連絡も取っていなかったけど、2007年に連絡をとるようになって、そのことをメーガンはトーマスさんから聞いて、アシュレイさんにメール。それ以来、メーガンとアシュレイさんは仲良しらしい。こう聞くと、メーガンは家族にあまり恵まれなかったのかなって思う。けど、昔の友達をぶった切ったエピソードがあまりに多いから、メーガンに原因がある部分もあるんだろうな。
2017年のクリスマス礼拝に参加したメーガン。とても楽しく「私がずっと望んでいた大家族。常荷動きがあって活気があって楽しかった。食事会では故フィリップ王配の隣で楽しく話せた。」同じくクリスマスの食事会で、故エリザベス女王のいとこの妻が人種差別的な意味を持つブローチを着用し、問題に。ヘンリー王子は「意識しない偏見がとても大きい。誰のせいでもない。指摘されたり気づいたら、正さなければならない。」ヘンリー王子はナチスの制服事件について「人生最大の過ちの一つ。恥ずかしい。ロンドンの首席ラビと話しをしたことが大きかった。深い異教を受けた。ベルリンではホロコーストの生存者と話した。過ちを無視して繰り返すこともできたけど、学んだ。」学べてよかったけど、正し方のスケールがさすがだってところかな。
2021年アメリカの空軍基地を訪れるお2人。ヘンリー王子が話しをしている様子はとても自然で、楽しそうだった。「普通の人と仕事をし生活できるのはうれしい。僕の生活は普通ではない。」
2018年、ウィリアム皇太子夫妻と一緒に登場した慈善団体のフォーラム。女性の能力向上について財団でどう続けていくか聞かれ「女性はすでに声を持っている。声をあげやすい環境と聞く姿勢が必要。Metoo運動等で機運が高まっている。能力のある女性とそれを真に支える人に光を当て続けるべきだと思う。」と答えるメーガン。特別なこと言ってるようには思えないんだけど、レポーターは「王室の関係者がこれらの運動について言及するのは初。ケイトは黒のドレスを着ず、女性団体支持のカミラもMetoo運動は語らない。」と褒め称えていた。
もちろん政治的な発言等はタブーな王室。「知らなかった。タブーだったなんて。話題だと思っただけ。しきたりや作法があるのは承知してたけど、レッスンなんてない。」と言い訳するメーガン。ヘンリー王子は何をしていたの?と本当に不思議に思う。いくらでも教える術、聞く術はあるだろうに。今になってみると、周りのスタッフのありがたいお言葉をシャットダウンして2人の世界に入っていたのかなとも思う。
アメリカで赤いドレスを着て「イギリスでは色の服を着なかった。考えがあってのこと。自分で理解した。女王陛下と色が被ってはいけない、年上メンバーと被ってもいけない。彼らが絶対に着ない色は何か考えて、キャメル、ベージュ、ホワイト。控えめなトーンばかり。この家に溶け込むためのあらゆる努力を惜しむつもりはなかった。」と語るメーガン。これについては2022年のクリスマス礼拝で女性陣が赤かホワイトで統一した服をチョイスしていて、メーガンへの対抗なのでは?と言われていた。
結婚式にメーガンはアシュレイさんを呼びたかったけど、姉サマンサさんを呼ばすに、娘アシュレイさんを呼ぶわけにいかず。アシュレイさんを呼ぶことができない、指示された内容と理由をヘンリー王子と一緒に伝えたそう。かわいそうなアシュレイさん。メーガンは”指示された内容を伝えた”と言うけれど、いくらでもメールとかできるのでは・・・?
結婚式が迫る中、トーマスさんのやらせ問題が公になり、メーガンはそこにも対処しなければならなかった。ヘンリー王子とメーガンが電話をしても、トーマスさんはやらせ写真でお金を得たことを否定。結婚式前に報道陣がつめかけて家を出れなくなるから、そこを出てほしいと頼むも、用事があるからと拒否。メーガンからの電話にも出ずに、結婚式に出ないことをマスコミに伝える始末。最終的にトーマスさんとは思えない文体でメッセージが返ってきそう。ヘンリー王子とメーガンがトーマスさんを見捨てたように思っていたけれど、最後までお2人は頑張ってつなぎとめようとしていたんだ🥲
ウィリアム皇太子がヘンリー王子にゆっくり進めろとアドバイスしたそうだけど、まさにこういう所なのかな。時間をかけて、トーマスさんに会いに行っていたら変わっていたかもしれない。ウィリアム皇太子は大学時代にキャサリン妃に出会って、キャサリン妃の家族とも親交を深めていたけれど、今でもキャサリン妃の家族は余計なこと言ったりしないから、ちゃんと見極めていたんだなって思う。
最終的にお2人の結婚式は、メーガンの家族はドリアさんだけという何とも寂しく、アンバランスな結果になってしまった。たくさんのセレブ(それもほとんど親交がない)を招けたから、満足なのかな・・・ちなみに『ヘンリー王子とメーガン妃 英国王室 家族の真実』に書いてあっただんけど、メーガンは結婚式でメイド・オブ・オナーを指名してなくて、これは異例のことらしい。最初の結婚では指名しているのに、今回は「みんな特別だから、1人に決められない」ってことで指名していないとのこと。
Netflixのハリー&メーガン見終わったら、こちらの映画も見る予定。
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