オランダのウィレムアレクサンダー国王が、マキシマ王妃と共に奴隷制度の廃止から150年を記念した祝典に参加。過去の奴隷制度について国王として謝罪の言葉を述べた。
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オランダ王室のホームページから、スピーチの全文を見ることができる。(以下、一部抜粋&Google翻訳)
今日、私はあなたの前に立っています。今日、あなたの王として、そして政府の一員として、私はこの謝罪を自分で行います。そして、私は私の心と私の魂の中で言葉の重さを感じます。
しかし、私にとっては、別の個人的な側面があります。奴隷制と奴隷貿易は人道に対する罪として認識されています。そして、オレンジナッソー家のスタッドホルダーとキングスはそれを止めるために何もしませんでした。
私が委託した独立した研究は、私たちの国の植民地時代の過去と奴隷制の歴史においてオレンジナッソー家が果たした正確な役割にさらに光を当てるでしょう。しかし、今日、この追悼の日に、私はこの人道に対する罪に直面して行動しなかった明らかな失敗について許しを求めます。
この記念について、誰もが同じ気持ちを共有しているわけではないことを私はよく理解しています。そして、オランダには、奴隷制廃止からずっと経った今、謝罪するのは行き過ぎだと感じている人々がいます。それにもかかわらず、彼らの大多数は、肌の色や文化的背景に関係なく、すべての人々の平等のための戦いを支持しています。
Speech by King Willem-Alexander at the commemoration of the role of the Netherlands in the history of slavery, Oosterpark, Amsterdam | Speech | Royal House of the Netherlands (royal-house.nl)
この謝罪については、”感動した”といった声もあるけれど、”またお金を払えと言い出す人が出てくる”といった意見まで、様々な反応がある。
謝ることがすべてにおいて正解かは、私には到底判断できないけれど、一国の国王が謝罪するっていうのはすごいことに変わりはない。謝罪したから何かが変わるわけではないけれど、きっと他のこのスピーチだけではなくて、過去奴隷や植民地から得た利益を何らかの形で返している、さらに返していくんだと思いたい。
そしてこのスピーチの前日、恒例の家族写真撮影に臨んだウィレムアレクサンダー国王一家。海で3人の娘と愛犬と一緒に。
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ウィレムアレクサンダー国王の後を継ぐ、アマリア王女との2ショット。
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