SNSも駆使し積極的に情報発信している王室がある一方、公式サイト・アカウントを見つけるのさえ難しい王室が世界にはある。このブログを作るにあたって、ヨーロッパ以外の王室についても書いていきたいと思っていたのだけれど、どうしても情報がたくさん出てくるヨーロッパ王室が中心になってしまっていて、ヨーロッパ以外ではまだヨルダンとブータンしか書けていない状況・・・
最近はヘンリー王子の裁判や、ヘンリー王子夫妻のNetflixドキュメンタリーについて多く書いていたから、ここで心機一転アフリカ大陸の王室にもトライしてみよう!
記念すべき初回は、アフリカ大陸南部にあるエスワティニ(Eswatini)王国。先月のイギリス王室チャールズ国王の戴冠式で、世界中から集ったゲストが素敵な装いを見せてくれる中、ひときわ目立つご婦人が。薔薇をモチーフにしているのか、何層にも重なるスカートと胸元のひらひら・・・🌹
ムスワティ3世国王の妻インコシカティ・ラ・ムビキザさんらしいのだけれど、ムスワティ3世国王には15人も奥さんがいるらしく、第何婦人なのかは不明。『HM King Mswati III and HRH Inkhosikati LaMbikiza of Eswatini』と説明書きにはあった。
あまり聞いたことがない、エスワティニ王国。旧国名はスワジランド(Swaziland)で、2018年イギリスからの独立50周年を記念する式典で、ムスワティ3世国王が国名をエスワティニに変更することを突然宣言したそう。
エスワティニは南アフリカとモザンビークに周囲を囲まれた内陸国(南アとの国境線は約430km、モザンビークとの国境線は約105km)。近年干ばつ等の影響で食料不足が深刻。日
000491947.pdf (mofa.go.jp)
本から食糧援助を供与している。成人のHIV/AIDS感染率は約27%(2018年、UNAIDS)と世界で最も高く、労働力の減少に伴う生産力の低下と1990年代後半より断続的に発生している干ばつの被害で農産物の生産量は著しく低下している。
調べると関連ワードに”やばい”と出てくるエスワティニ。
・一夫多妻制で、男性の地位が圧倒的高い
・国王の権力が絶大、政府の要職も王家が多くを占める
・貧困率がとても高いのにもかかわらず、高級車やプライベートジェット、空港等、国王はとてもぜいたくな暮らしを送る
・HIVの感染を抑えるために「若い女性のセックスを5年間禁止する」と発表したムスワティ3世国王自身がルールに背く
・・・かなり濃ゆい国そして国王であるのは間違いなさそう!
”アフリカ唯一の絶対王制国家”で批判も多いムスワティ3世国王。驚くくらいやりたい放題でも、国王としてイギリスの戴冠式に参加したり、故安部元総理やオバマ元大統領とも過去に面会を果たしているのがすごい。ムスワティ3世国王が贅沢をやめて、国民の貧困率が下がることを祈ろう。
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